5月。お世話になっている鹿児島市勤労女性センターで、今年度も新しいパソコン講座が始まりました。今週2つスタート!皆さんと共に、楽しく学んでいきたいです。
写真は、一つの講座で使うテキストを揃えたところ。12冊必要なのでネットショップで入手します。
現場のパソコンのOSバージョンでは2年以上前から揃えられなくなり、1つ新しいバージョンのものを使っています。しかし、今回は綱渡り…なんとかかき集めた感。そろそろ入手不可になるかもしれません。
来年度こそはパソコン新しくなるでしょうか???
講師として産業カウンセラーのお仕事では、最近〝ハラスメント〟についての研修要請が出てきています。
近年の男女雇用機会均等法や介護休業法や付随する指針の改正などで、実態にあわせて定義が明確になり、様々なハラスメントについて職場ではその防止措置を講じることが事業主に義務づけられているのです。「職場」とは会社とか仕事場だけでなく、外部での打ち合わせや宴会・イベントなど仕事と関連した場は、「職場」と見なされます。
現場で従業する人たちは、ハラスメントに関する研修を受けています。(ある程度の規模の職場の方なら、順次受けているはず!)
トップに立つ人たちは、ハラスメントの研修を受けているのでしょうか。恐ろしいほど定義から外れた言葉が、毎日のように耳に心に突き刺さります。それらの言葉が標準的な捉え方だと、誤った周知がなされていくかもしれないということが本当に恐ろしく感じられます。
ハラスメントは個人的な問題ではなく人権問題で、人権は憲法で保障されています。
内容によっては刑事責任を問われる可能性もあります。傷害などの罪は、身体的なものだけでなく精神的な苦痛に対しても適用されます。
そして、自分の価値観が、ハラスメントの定義と照らしてどうなのか。特に責任ある立場の方にはしっかり確認してほしいと思います。
「昔はこれくらいは」「大したことじゃない」「騒ぎ過ぎなんじゃない」・・・
「受け流せばよかった」「逃げればいいのに」「嫌だったら嫌と言えば」・・・
ハラスメントに限らず、“被害者”に対して最も言ってはいけないと言われる言葉がありとあらゆるところでこれでもかと発せられていて、身を切られるような苦しさを感じます。
自分にとっては問題にならないこと・乗り越えてきた経験があることでも、誰かにとってはハラスメントかもしれません。「人」を大切に思う心で対応することで、ハラスメントを防げるはず、二次被害を防げるはずと思います。「人」は自分も相手も誰でもを指しています。