暖かくなるといろいろ出てきます。何かいけばなの素材は無いかと、庭の花や葉っぱを見て回ります。探索を終えて花をいけ始めたところ、ふと視界に何か。左肩に目を向けて...なんだろうか、ちょっと動いた?!
う゛あう゛あびゃぁ~っ
叫びつつ払いのけたそれは、ナナフシでした。木の枝に擬態するあれ。椅子によじ昇りかけたのをチリトリと手箒で引き寄せて、窓の外へ放り投げて一息。
うー。この草陰では擬態にならないが。微動だにしないナナフシ。いつか木の枝に辿り着けるかしら。ちょっと申し訳ない気持ちになり、胸が痛む。どこからついて来たんだぁ。
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