こんなにきれいに花が開くとは。野蒜...確かに、アリウムやギガンジウムのミニチュア版みたい。
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先月、パウル・クレー展を観ました。
一番気に入ったのは「花ひらいて」。
ゆがんだ四角の動き、画面全体の暗い印象に対する中心の色の明るさの際立ち。
パウル・クレー展は素晴らしくて、観終わってからもう一回ぐるっと回ったくらいだったものの、さらに、常設展の「長谷川潔のアトリエ」に目を奪われました。
とてつもなく細密な版画。
パウル・クレー(1879-1940)も長谷川潔(1891-1980)も、和暦でいうと大正時代から昭和にかけての作家。そんな時代にこんな作品が・・・という驚きを感じながら。
時代に関係なく、斬新な眼を持つ人はいる。